
当院では、ICL実施前に多岐にわたる精密検査を実施し、患者様の目の健康状態を把握した上で、手術の可否を判断するために医師が目の状態を詳しく診察します。
さらに、ICL治療は多くの方に適応することができる特徴を持っていますが、目の特定の疾患がある場合や、レンズを挿入するためのスペースが不足している場合など、手術が適応できないケースも存在します。
また、眼底検査の際に瞳孔を開く目薬を使用するため、点眼後4時間程度は視界がぼんやりとすることが予想されます。このため、安全を考慮し、公共交通機関の利用や同伴者の運転によるご来院・帰宅をお願いしております。
適応検査で問題なければ、挿入するレンズの度数を決定するために正確な検査を行います。当院では眼科検査専門の国家資格保持者である視能訓練士(ORT)によって精密な検査を行っています。
当院で行うICL適応検査
ICL治療機器について

CENTURION® ACTIVE SENTRY®
センチュリオンアクティブセントリー
当院では、CENTURION® ACTIVE SENTRY®(センチュリオンアクティブセントリー)という最新・最高級機器を使用してICL治療を行います。
当院では白内障手術の際にも使用している機器で、従来型と比べて非常に高い安全性・安定性を誇ります。
従来の機器は、眼圧を高眼圧状態(30〜40mmHg程度)にして手術を行います。眼圧を上げなければ安定した手術を行えないためです。
しかし、高眼圧という状態は実際のところ、眼にとって好ましくありません。
その点、センチュリオンアクティブセントリーを使用した手術では、内蔵された特殊なセンサーにより、手術中に眼圧の変化をいち早く検知し、状況に応じて機器が自動的に設定を調整することで、術中の眼圧を一定に保つことができるようになりました。
一般的な手術よりも低い眼圧での施術が可能となるため、手術中の合併症など、手術後の状態に影響を及ぼすようなリスクが軽減されます。これは数ある同種の手術機器の中でもセンチュリオンアクティブセントリーのみに搭載された機能です。