白内障は年齢を重ねるとすべての人にかならず発症する病気です。
白内障は手術での治療が可能ですが「目の手術」というと怖いな、と思われる方も多いでしょう。
だからこそ、信頼できる名医に手術をしてもらいたいと思うのは当然です。
今回は白内障手術を控えている方々にどのような眼科医を選べばよいかについて、わかりやすくお話しします。
白内障手術とは

白内障は、目の中で水晶体(カメラのレンズの働きをする部分)が濁ってしまう状態を指します。この水晶体は年齢を重ねるにつれて必ず濁るため、生きていれば誰しもが白内障になります。
白内障手術では、この濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。
手術自体は片目につき5分から15分程度と比較的短時間で行われます。
白内障は誰しもがなる病気であるため、外科手術の中でも特に多くの症例がある、非常に安全な手術だと言えます。
白内障手術の失敗とは
白内障手術は近年、治療技術や使用するレンズがどんどん進化していて、現在では非常に安全な手術方法が確立されています。手術で使うレンズも安全な素材で作られており、一度入れた後は基本的に交換する必要はありません。
そのため、失敗はほとんどないと言ってもよい非常に安全な手術です。
もし失敗が起こるとしたら、主に術中や術後に発生する感染症が原因ですが、これもとても稀です。
ただし、リスクがゼロというわけではありません。「白内障手術のリスク」についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ関連記事もご覧ください。

白内障手術の名医とは

名医というと、「優秀な医師」といった意味を指します。 しかし、何をもって優秀であるかという点は人によって違ってくるかと思います。
そこで今回は、どういった医師や眼科であれば、より安心して白内障手術を受けられるのか?あるいは、白内障手術後の満足度が高くなるのか?といった点にフォーカスして考えていきたいと思います。
カウンセリング・術後のケアが丁寧かどうか

白内障手術では、元あった水晶体を「人工眼内レンズ」に入れ替えます。このレンズにはさまざまな種類があり、どのレンズを選ぶかによって日常生活の質が大きく変わります。
例えば、メガネなしで近くをよく見たい方、メガネなしで遠くをはっきり見たい方、または両方をメガネなしで見えるようにしたい方(多焦点眼内レンズ)など、それぞれのニーズに合わせたレンズがあります。
名医と呼ばれる医師は、患者さん一人一人の生活スタイルや性格を考慮しながら、最適なレンズを選ぶお手伝いをします。また、手術のリスクやメリット、デメリットについても、患者さんが納得するまで丁寧に説明します。そうすることで、術後の満足度が高まります。
また、眼科によっては選べる人工眼内レンズが少ないところもあります。
白内障手術を行っている眼科であれば、保険適用の「単焦点眼内レンズ」(遠くか近く、どちらかがはっきり見えるレンズ)はどこでも取扱いがあります。
しかし、「多焦点眼内レンズ」という「老眼が治った状態に近い見え方」になる(遠くも近くもメガネなしで見える)レンズは、取り扱っている眼科とそうでない眼科があります。
そのため、「多焦点眼内レンズ」も取り扱っているクリニックや病院を選ぶほうが、手術後の見え方の選択肢が広がります。
多焦点眼内レンズについて詳しくは以下のリンクをご参照ください。
他にも、適切な眼内レンズの選択のためには、高度で精密な検査が必要です。
そのため、医院に最新の検査機器が整っているか、また視能訓練士などの専門スタッフが在籍しているかも重要です。
これらはクリニックのホームページで確認できることも多いため、事前にホームページを検索してチェックするのもおすすめです。
また、クチコミを見て、白内障手術を受けられた方の満足度を確認するのもよいでしょう。
硝子体手術が行えるかどうか
硝子体は目の中にあるゼリー状の液体で、この部分の手術は非常に高度な技術を要します。全ての眼科医が行えるわけではなく、できる医師は限られています。
白内障手術を行う医師の中でも硝子体手術も毎週行っている医師は一部です。
例えば網膜剥離に対する手術など、硝子体手術を行うことができる医師は眼科手術の技術レベルが非常に高いと考えられます。
白内障手術は非常に安全な手術ですが、時には通常よりも難しい場合があります。
例えば、進行しすぎて水晶体が固くなってしまった白内障や、もともとレンズを支える部分が弱い方、他に合併症がある方の場合など、より高度な技術が求められることがあります。もし手術中に予期せぬ問題が生じた場合、その医師が硝子体手術も行えると、迅速に対応でき、別の施設への紹介が不要になります。
したがって、硝子体手術が行える医師を選ぶことは、白内障手術の名医を選ぶ際の重要な指標の一つです。そのような医師は、万が一の状況にも対応できるため、より安心して手術を受けることができるでしょう。
まとめ
白内障手術は多くの症例がある、ほぼ失敗のない手術と言えます。
しかし、使用するレンズの種類によって、手術後の生活の質が大きく変わることがあります。そのため、患者さんの未来を一緒に考え、最新の医療知識を持ち、難しい症例にも対応できる医師に手術をしてもらうとより安心です。
今回は名医の条件として「カウンセリング・術後のケアが丁寧かどうか」「手技のレベルが高いかどうか(硝子体手術が行えるかどうか)」と2点挙げましたが、どちらも満たしているクリニックで手術を受けるのが最もよいと言えるでしょう。
なぜならば、もしも「腕の良い眼科医」に手術してもらったとしても、患者さんの生活をしっかりとお伺いし、患者さん自身が納得した上で適切なレンズを一緒に選ばなければ、術後に「思った見え方と違う」となる可能性もありますし、逆もまた然りです。
当院では、術前のカウンセリングや手術前後のケアは当院院長が行い、「当院で白内障手術を受けられた方は一生責任を持って診察をさせて頂く」という理念のもと、患者さん一人ひとりに寄り添うことを心がけております。
そして、当院では実際の白内障手術に関しては「眼科手術専門の医師」に来てもらい、執刀をお願いしています。
一般的に、開業医の場合は日々の診療があるため、どうしても週に1-2回の手術となってしまいます。
しかしその点、当院の手術担当医は「眼科手術専門の医師」であるため、週の半分は手術に関わっています。それにより日々技術を向上させ、新しい知見を身に着けている、信頼のおける医師です。また、複数の大学病院などで硝子体手術をはじめとする難治症例も執刀しています。
また、当院では、大学病院と変わらないレベルの検査機器や手術機器があり、視能訓練士という国家資格を持った眼科検査員が常駐しておりますので、安心して手術を受けていただくことができます。
まずは「どんなクリニックなのか」「どんな先生なのか」あるいは「自分の目はどんな状態なのか知りたい」という方はぜひご来院ください。よろしければご家族も一緒にご来院をお待ちしております。
当法人は経堂こうづき眼科と王子さくら眼科、2院展開しておりますので、ご来院しやすい方にお越しください。
経堂こうづき眼科
〒156-0052 東京都世田谷区経堂2-1-33 経堂コルティ 2F
小田急線経堂駅すぐショッピングモール内
TEL:03-5799-7276
診療受付時間: 午前10:00-13:00 午後15:00-18:30
※木曜日休診、日曜祝日18:00まで
土日祝も診療を行っております。(木曜休診日)
経堂白内障手術クリニック
手術は以下のクリニックで行います。経堂こうづき眼科から徒歩30秒です。
経堂こうづき眼科予約について
白内障手術の予約相談を受け付けております。よろしければご家族の方も一緒にご来院ください。 webでの日程が合わない場合、予約なしで直接ご来院ください。
王子さくら眼科
〒114-0002
東京都北区王子1丁目10-17 ヒューリック王子ビル 5F
京浜東北線/東京メトロ南北線「王子駅」北口徒歩30秒 みずほ銀行の上
TEL:03-6903-2663
診療時間: 午前9:30〜13:00 午後15:00〜18:30
休診日:日曜日

王子さくら眼科予約について
webでのご予約も承っております。
web予約内での日程が合わない場合、予約なしで直接ご来院ください。
なお、アレルギー検査(血液検査View39)に関しては火曜のみ行っておりますのでご了承ください。