突然白目がべったりと真っ赤になり、どうしていいか分からない!深刻な病気!?と驚いて検索された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
白目が赤くなる症状は「結膜下出血」と呼ばれます。
この「結膜下出血」は一体何なのか?危険なのか?どう対処すべきかをお話ししていきます。
下記youtube動画では年間3万人以上の患者を診察している院長の上月が、対談形式でわかりやすく説明しておりますのでぜひ合わせてご覧ください。
結膜下出血とは?

結膜下出血は、白目が突然真っ赤に染まる状態を指します。
まるで血がポタポタと流れ出たように見えますが、実際には目の表面にある結膜という膜の下で血管が破れ、そこから出血しているのです。
この症状に気づくのは、鏡を見た時や、他の人に「目が赤いよ」と指摘された時が多いです。
結膜下出血は危険な病気?
結膜下出血は白目が真っ赤になっているため、見た目は非常に驚くような状態になりますが、実際にはほとんどの場合、重大な病気とは関係がありません。
白目の部分には多くの細い血管があり、ちょっとした拍子に血管が切れて出血してしまうことがあります。しかし、自然に吸収されて治ることがほとんどです。
「数ヶ月前にも同じことが起きたけど、またなったから何か大きな病気なのでは?」と心配される方もいますが、結膜下出血が他の重篤な病気に結びつくことは稀です。
血液の凝固異常や血小板減少症など、他の病気が原因の場合、通常は目以外にも出血やアザができるといった他の症状が現れます。
よくある結膜下出血の原因
結膜下出血は日常的に起こりやすい症状です。幸月眼科では、開業以来、1日も結膜下出血の患者さんが来なかった日がないほど、一般的な症状です。結膜下出血が起こる原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 目の乾燥(ドライアイ)
- 炎症やアレルギー
- 強く目をこする
- くしゃみや咳で圧力がかかる
- 外傷や眼に強い衝撃を受けた場合
白目が赤い-結膜下出血の治療方法について
結膜下出血は自然に治ることがほとんどです。
特に治療をしなくても1週間程度で改善するケースが多く、重症でなければ、通常は数週間で元通りの白目に戻ります。
しかし、目の乾燥や炎症が原因であれば、ドライアイ用の目薬や抗炎症薬を使用することで、治りを早めることができる場合もあります。
出血の範囲や量によっては、重力の影響で血液が下に溜まり、時間が経つと出血部分が移動することがあります。この場合、治癒に時間がかかることもあり、1ヶ月以上かかることもあります。
自己判断は避けて、眼科での確認が大切
結膜下出血とよく似た症状に「充血」があります。充血は血管が広がって赤くなる状態で、強い炎症が原因となることがあります。
この場合、見た目は結膜下出血に似ていても、結膜下出血とは異なり、早急な治療が必要です。
そのため、目が赤くなった場合は自己判断せず、必ず眼科で適切な診断を受けることをお勧めします。
まとめ
結膜下出血は、見た目が驚くほど赤くなりますが、ほとんどの場合は自然に治る軽い症状です。
ただし、自己判断は避け、眼科で正確な診断を受けることが安心です。もし、目の赤みが気になる場合は、ぜひ一度眼科を受診してください。
下記youtube動画では年間3万人以上の患者を診察している院長の上月が、対談形式でわかりやすく説明しておりますのでぜひ合わせてご覧ください。
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