当眼科では、形成外科専門医の山崎俊先生による目の下のクマ・たるみ取りの治療を行っております。
眼科医と形成外科医が連携して診療を行うため、安心して手術を受けていただけます。
顔が老けて見える原因の第一位が、目の下のクマと言われています。
人は目を見て会話をするので、どうしても相手の目に一番に入ってしまう部位になります。
男性も女性も早い人は30代後半から目立ち、40代〜50代以降にクマやたるみに悩む人は多いでしょう。久しぶりに鏡を見たら、目の下のクマが目立ち、ダルダルした印象の姿に驚く方もいるのではないでしょうか?
目の下のクマやたるみは、加齢だけが原因ではなく、個人の骨格や日常生活の影響によって、20代でもクマが目立つことがあります。
たるみに効くと言われるマッサージや眼輪筋を鍛えるトレーニングをしているけれど、中々改善せず、たるみやクマを取る手術を検討している方も多いですよね。
しかし、たるみ取りやクマ取りを調べると、外科や美容外科で手術をして後悔したという声や、治療をしても10年後は元に戻ってしまうのでは?と疑問に思う方もいるでしょう。
たるみ、クマ取り手術は、上手に行えば、ガラッと印象の変わる若返りの手術です。
今回は、目の下のたるみとクマの原因、手術、ダウンタイムや注意点についてお伝えします。
私たちの眼球は、頭蓋骨のくぼみの部分である眼窩骨(がんかこつ)の中にあります。
眼窩骨の中は、眼窩脂肪がクッションの役割をしていて、その眼窩脂肪を眼窩隔膜という膜が支えています。
老化による筋力の衰えや長時間のパソコンやスマホの使用などで眼精疲労が起こり、隔膜が伸びてくると、クッションの役割をしていた眼窩脂肪が落ちて前に出てきてしまい、目の下にぷっくりとしたふくらみができます。
目の下には、涙袋と目袋という2種類の袋がありますが、この眼窩脂肪によるふくらみを目袋といいます。目の下の皮膚は薄いため、この目袋によって皮膚が伸びてハリがなくなり、たるみに繋がります。そして、この目袋とたるみによる凹みが陰影となり、クマ(隈)ができます。
当院では3種類の手術の方法があります。
クマ・たるみ取りの術法
①表ハムラ法+下眼瞼たるみ取り
②裏ハムラ法
③経結膜脱脂術
ハムラ法は、別名で眼窩脂肪移動術と言われています。
下まつ毛のギリギリの部分をラインに沿って切開し(睫毛下切開法)、目の下の突出している眼窩脂肪を凹んでいる部分に移動させます。
すると、凹みは改善しクマは目立ちにくくなりますが、それだけだと目の下のたるみやシワは残ったままになります。そのため、余った皮膚と筋肉を少し切除することによって皮膚のたるみを引き上げます。
ハムラ法は、脂肪を除去する方法(脱脂術)に比べて、生きた脂肪をそのまま移動できるのがメリットです。脱脂術は、取り方によっては脂肪を取りすぎてしまうリスクがあります。また、脂肪注入を同時に行う場合、採取部位の痛みと、別途費用がかかります。
ハムラ法はご自身の眼窩脂肪を移動させて凹みを改善するため、脂肪を取りすぎる心配もありませんし、身体の他の部位に傷跡ができることもありません。
同時に皮膚のシワも改善するため、1番人気の手術です。
裏ハムラ法は、同じく眼窩脂肪を移動させる術式なのですが、切開する部位が異なります。裏ハムラ法では、下まぶたの裏側にある結膜部分を切開して、眼窩脂肪を移動させます。
そのため、傷跡は残りませんが、目の下のたるみやシワは残ります。傷跡がないため、抜糸も不要です。クマだけが気になる方には裏ハムラがおすすめで(男性が多い)、小じわも気になる方(女性に多い)には表ハムラ+たるみ取りがおすすめです。
経結膜脱脂術は、下まぶたの裏側を切開し、余分な脂肪を除去する手術です。
腫れが治った後のイメージをデザインし、最適量の脂肪を切除します。下まぶたの裏側の結膜から切開するため、傷跡は残りませんが、目の下のたるみやシワは残ります。傷跡がないため、抜糸も不要です。
また、目の下の凹みやたるみが強い場合、脱脂手術で脂肪を除去すると、かえって凹みが目立つことがあります。そのような場合は、凹みの部分に新たに脂肪注入やヒアルロン酸注入などを行い、ボリューム感を与えることで、目立たなくすることができます。
また、脱脂術のみでは、皮膚が余り小ジワが増える可能性もありますが、注入を行うことで、同時に細かいシワ治療にもなります。
下まぶたのふくらみは、思った以上に実年齢より老けて見えます。
目の下の凹みの部分にヒアルロン酸注射のみで改善させる方法もありますが、ふくらんで目立つ方はヒアルロン酸注射のようなプチ整形では改善が難しいでしょう。
手術をすることで、綺麗な目元を持続することができます。
また、ヒアルロン酸は時間が経つと溶けてなくなってしまいますが、手術ですと元に戻ることもありません。
下まぶたの裏側を切開する経結膜切開は傷跡は残りませんし、下まつ毛ギリギリを切開する下眼瞼切開でも傷跡はほとんど目立ちません。
また、一般的な手術に比べて、ダウンタイムも短いため、目の下のふくらみ取りはかなり人気の手術です。
一番気になるのは、ダウンタイムではないでしょうか?
一般的なダウンタイムは、痛みが2-3日程度、内出血と腫れが1-2週間程度続くことがあります。
痛みは、鈍痛や痛痒い感じがありますが、我慢できないほどの痛みではありません。鎮痛剤を内服することでより痛みが軽減できます。
手術後の傷口は熱を持っていますので冷やすことで腫れが軽減します。
内出血は、個人差もありますが、ファンデーションやコンシーラーで隠れる程度です。手術翌日からメイクで隠すことが可能です。
ハムラ法の場合、手術後は傷口の腫れや出血を予防するために、3日間程医療用テープで固定し、1週間後に抜糸を行います。1ヶ月程度は傷口に赤みがあることがありますが、時間の経過とともに目立ちにくくなっていきます。
完全に腫れが引いて、自然に仕上がるまでは1ヶ月程度、完成までは個人差がありますが、約半年程度でしょう。
青っぽい色味が術後も残ることがあります。これは薄いシミや太田母斑と呼ばれるホクロの一種であったり、皮下の筋肉が透けて見えてることが原因です。
そのため、術後も色味が残ることがあります。
両眼 440,000円(税込)
手術後は、傷跡に炎症が起きている状態です。できるだけ炎症を抑えることで、腫れや内出血が軽減します。