2022年2月より隣接する経堂白内障手術クリニックで手術を開始しました。
2022年2月より隣接する経堂白内障手術クリニックで手術を開始しました。
当院で白内障手術を受けられた方は、一生責任を持って診察させて頂きます。(他院からの紹介でかかりつけに戻られたあとでも、なにかあればいつでも対応致します。)
当院では、最新・最高級白内障手術機器と、白内障手術の豊富な執刀経験を持つ手術担当医・スタッフによるチーム医療で患者様によりよい生活の提供をお約束いたします。
白内障手術についてお話を聞きたい・ご相談したい方はwebからご予約頂けます。よろしければご家族の方も一緒にご来院ください。
※webでの日程が合わない場合、予約なしで直接ご来院ください。
■2022年:433件(2022年2月開始)
■2023年:604件
■2024年:632件(2024年11月25日現在)
※音声が出ます
当院で白内障手術を担当している堀内医師は現在、毎週月曜・火曜・木曜・土曜と週4回の手術を行っています。白内障手術はもちろんのこと、硝子体手術など、繊細で難易度の高い手術を担当されることも多い先生です。
当然ですが、白内障手術に失敗は許されません。また、一口に白内障手術と言っても、その方がもともと持っている眼の中の構造や性質、白内障の状態に合わせた施術を行う必要があります。
安全で確実な白内障手術を行うためには経験が重要なのはもちろんですが、日々進歩する眼科学の知識をアップデートし続けなければなりません。
堀内医師は白内障手術をはじめとする眼科学の研鑽を怠らず、日々患者様一人ひとりの眼と真摯に向き合い、さらなる技術の向上に努めています。
白内障は、目の中のレンズの役割を果たしている「水晶体」と呼ばれる場所が濁っている状態のことをいいます。
水晶体は通常、透明な組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っているのですが、これが白く濁ってしまうと集めた光がうまく目の奥に届かなくなってしまい、目が霞んだり見えにくくなったりします。
ではなぜ白内障になるのでしょうか。
白内障はいろいろな原因で起こりますが、一番多いのは年齢を重ねたことによるものです。
水晶体は主にタンパク質と水でできており、タンパク質は年齢とともにいろいろな影響を受けて少しずつ変化して白く濁ります。60歳で70%、70歳で90%以上の人が白内障により視力低下を起こすとされており、年齢と共にすべての人に起こる疾患です。つまり、誰でも年齢を重ねると水晶体は濁っていきます。これを加齢性白内障と呼びます。早い人では40歳くらいから発症することもあります。
他にも、けがによるものや、他の病気に続いて起こるもの、薬の影響によるもの、先天性のものなどもあります。
ある程度進行した場合には、手術により濁った水晶体を眼内レンズに取り替える白内障手術を行うことで見え方を良くすることが可能です。
患者様がどれくらい不便さを感じているか、免許更新によるご事情などを踏まえて相談しながら時期を決め、白内障手術をおこなっております。最近見えにくく視力が落ちてきた、視力回復を行いたいと考えている方はぜひ一度診察と検査をおすすめします。
不安なこと、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
当院では眼圧を安定させた手術となります
当院では超音波水晶体乳化吸引術で白内障手術を行います。
これは濁った水晶体を取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)に入れ替える手術です。
白内障による視力低下を改善させるためには必ず手術が必要となります。移植する眼内レンズには「単焦点眼内レンズ」「多焦点眼内レンズ」などがあり、患者様のご希望やライフスタイルをお伺いした上でカウンセリングを行います。
多くの白内障機械は眼圧を高眼圧状態(30〜40mmHg程度)にして手術を行います。眼圧を上げなければ安定した手術を行えないためです。しかし、高眼圧という状態は緑内障の人にとっては致命的であるのは当然のこと、健康な眼の人にとっても好ましくありません。
その点、センチュリオンアクティブセントリーを使用した白内障手術では、眼圧をあまり上げずに白内障手術を行うことができます。
これを可能にするのがセンチュリオンアクティブセントリーに内蔵された特殊なセンサーです。これにより、白内障手術中の眼圧の変化をいち早く検知し、状況に応じて機器が自動的に設定を調整することで、術中の眼圧を一定に保つことができるようになりました。
一般的な白内障手術よりも低い眼圧での施術が可能となるため、手術中の破嚢(眼内レンズを支える水晶体の後面の膜が傷ついたり、破れたりすること)や合併症など、手術後の状態に影響を及ぼすようなリスクが軽減されます。
数多ある白内障機械の中でもセンチュリオンアクティブセントリーのみに搭載された機能になります。
また、手術時間が長引くとその分眼への負担は大きくなりますが、センチュリオンアクティブセントリーでは水晶体を短時間で吸引できるため、低リスクでの手術が可能です。
白内障手術を行う際、眼内レンズを挿入しますが、レンズは年々進化しております。
しかし、眼内レンズ(人工レンズ)は水晶体とは違い、厚さを変えてピントを調節するような力がありません。「遠くも近くもメガネなしで見たい」という方のために開発されたのが、多焦点眼内レンズです。
どのレンズを用いるかは、患者様お一人おひとりの生活スタイルやご希望に合わせてご相談の上、決定いたします。
…ピントが合う距離が1つ
手元か遠くのどちらかのみ
ピントが合う
ピントが合う1点はとてもよい
単焦点眼内レンズの場合(遠くにピントを合わせたとき)
…ピントが合う距離が複数
手元から遠くまで見える
レンズの種類によって変わります
多焦点眼内レンズの場合
ものを見るときにぼやける、暗所で見えにくさを感じる、光を見るときにじむ、まぶしいなどの症状が現れる場合があります。
また、見え方が安定するまでに数ヶ月必要なこともあります。
白内障の単焦点レンズ手術は医療保険の適用です。自己負担は保険負担割合(1割・2割・3割)により異なります。
保険負担割合 | 片目の費用(目安) | 両目の費用(目安) |
---|---|---|
1割負担 | 約15,000円 | 約30,000円 |
2割負担 | 約30,000円 | 約60,000円 |
3割負担 | 約45,000円 | 約90,000円 |
実際のお支払いは「高額療養費制度」が適用されるため、上記金額よりも大幅に軽減される方が多くいらっしゃいます。
月々の医療費の自己負担額が一定の上限額を超えた場合に、超えた分が払い戻される公的制度です。所得や年齢によって自己負担の上限額が異なります。
重要ポイント:
たとえば、70歳以上で1割負担の場合、多くの方が「月額8,000円以内」で治療を受けられます(2割負担なら約18,000円)。つまり、両目の手術を同じ月に行う方が、別々の月に行うよりも自己負担が少なくなるケースがほとんどです。
年齢区分 | 所得・保険割合 | 月の上限額(目安) |
---|---|---|
70歳以上 | 1割負担 | 約8,000円 |
2割負担 | 約18,000円 | |
3割負担(現役並) | 約80,100円+α | |
70歳未満 | 3割負担(一般) | 約90,000円 |
※詳しい自己負担限度額は、住民票がある自治体の窓口へお問い合わせいただくか、「限度額適用認定証」の取得をご検討ください。
従来、高額療養費制度を利用するには、「限度額適用認定証」の事前取得または後日申請の手間が必要でした。しかし現在では、マイナンバーカードを医療機関で提示するだけで、その場で制度の適用が可能です。
制度のメリットを簡単・確実に享受するために、マイナンバーカードのご利用を強くおすすめいたします。
レーシックや放射状角膜切開術などの角膜屈折矯正手術を受けた目では、人工水晶体(IOL)の度数計算が難しくなります。これは、角膜の計算が正確でなくなったり、元々目が長かったりするためです。そこで、専用のIOL度数計算式を使用します。
Barrett True-K式は、眼軸長、K値、前房深度などを使って計算する式で、水晶体圧や角膜横径は必ずしも必要ありません。
当院ではレーシック後の眼内レンズ決定ができるプログラムが入った器械で術前検査を行っております。
レーシック後の眼には、現時点で最も計算精度が高いBarrett True-K式を軸としてShammas-PL式、Haigis-L式を使用して適切な眼内レンズを選択します。
当院ではレーシック後の方でも、この式を用いるため白内障手術が可能です。ぜひ一度ご相談下さい。
人工眼内レンズの度数を決めるためには、眼の奥行き(眼袖長)と角膜の曲率半径(眼の表面のカーブ)の計測し、その数値に人工眼内レンズの度数計算式を当てはめて、度数を計算します。このとき重要なのがレンズ計算式です。
レンズ計算式は時代と共に日々進化しています。
当院では最新のバレットユニバーサル2(Barrett Universal II )を採用しております。これは以前よく使用されていたSRK/T 式に比べて、個人の眼軸長や角膜の影響を受けにくく、特別な補正も不要で有用性の高い式です。
バレットユニバーサル2式はガウス原理に基づいた近軸光線による厚肉レンズ計算式であり、詳しいことは公表されていませんが、SRK/T 式を凌駕する計算式とされています。
なお、レーシックなどの角膜屈折矯正手術を受けられている場合、Barrett True-K式という式を使用します。
スペキュラーマイクロスコープという装置を用いて内皮の検査を術前に行います。角膜内皮細胞とは、茶目(角膜)の一番内側にある細胞のことで、呼吸や代謝を担っており、茶目の透明性を維持するために重要です。
この細胞が死んでしまうと、隣の細胞が膨らんで死んだ細胞の隙間を埋めてくれますが、死んだ細胞が再生することはありません。
角膜内皮細胞が一定数より減ってしまうと、角膜の透明性が維持できなくなり、浮腫んだり濁ったりと視力に大きな影響を及ぼします。
白内障手術を行うと、角膜内皮細胞は減少すると言われています。
正常値である2500-3500cells/m㎡程度あれば白内障手術による細胞数減少を加味しても見え方に影響はありませんが、それよりも低い人は内皮が減少しないように気をつけて手術を行わなければなりません。
手術時間が長くなれば長くなるほど角膜内皮減少数は多くなるとされていますので、特に角膜内皮が元々少ない人は手早い手術が必須となります。
当院では5-10分程度という短時間で限りなく侵襲が少ない手術を行うため、安心して手術を受けて頂けます。
感染症・腎機能・肝機能障害・糖尿病の有無などを調べます。
当院における白内障手術は高い技術力により5-10分と短時間で終了するため、少々異常があっても大きな問題にならないことが多いですが、特にひどい糖尿病があった場合、糖尿病網膜症が悪化することが報告されていますので、必須の検査となります。
白内障手術は、高度な技術と経験を持つ医師によって行われる、非常に安全な手術です。しかし、手術を受ける方の安全と安心を最優先に考え、以下の点についてご理解とご協力をお願いしております。
高齢の方の中には、手術の説明を受けたにも関わらず、後で内容を忘れてしまう方がいらっしゃいます。実際に、手術後に家族から「何の手術をしたのか分からない」という事例が全国的に報告されています。このような事態を避けるため、基本的にはご家族の方との同伴をお願いしております。
ご家族がいらっしゃらない方や、遠方に住んでいる場合でも、最低限、手術の内容や意義についてご家族にお知らせいただきたいと考えております。ご家族からの了承を得られる場合、その旨を医師やスタッフにお伝えいただければ、同伴なしでの手術も可能です。
何らかの理由で同伴が難しい場合でも、必ずご家族や身近な方への手術に関する情報の共有をお願いしております。ご協力のほど宜しくお願い致します。
手術直後に手術による傷口はふさがるのですが、眼の表面についた傷はしばらく癒えません。この傷から細菌が入ると、重篤な感染症につながる恐れがあります。
これを防ぐために、白内障術後1ヶ月程度は点眼が必須となります。目薬は感染を予防し、炎症をひかせて傷の治癒を促す成分が含まれています。
入浴やシャワーは手術翌日から可能ですが、首から下のみにし、眼やその周辺に水が入らないようにしてください。
洗顔・洗髪・アイメイクに関しては術後1週間程度は控え、お顔や頭は固くしぼったタオルやウエットティッシュなどで拭く程度にして下さい。美容院など仰向け(眼に水が入らない状態)での洗髪は構いません。
その他、汚れた手で眼を触らないよう心がけてください。
手術後の定期検査は、手術翌日、3日、1週、1ヵ月です。その後は定期的に受診いただきます。ただし、手術後の状態によっては、定期検査以外の診察が必要になります。
白内障手術について経堂こうづき眼科で話を聞いてみたい、相談したいという方は、webからご予約頂けます。ぜひご家族の方も一緒にご来院ください。
※webでの日程が合わない場合、予約なしで直接ご来院可能です。