当院理事長・院長は緑内障学会に所属しており、緑内障の知見について常にアップデートしており、患者さんに最善・最適で副作用の少ない治療を行っています。
緑内障点眼に加え、SLTというレーザーを当院で行っており、状況によりサプリメントもおすすめしています。手術は最終手段ですが、必要な際には案内させていただいております。緑内障手術は術者の技量で大きく変わるため、熟練した信用のおける医師に執刀をお願いしています。
緑内障とは、眼の圧力(眼圧)などにより視神経が障害され、視野が徐々に狭くなってくる病気です。
当院院長の上月が、youtubeにて緑内障に関する詳しい動画を公開しています。ぜひご覧ください。
視野が徐々に狭くなってきますが、視野障害はほとんど気がつきません。片眼の視野が欠けてももう一方の目で補うため視野が欠けていることに気づきづらいのです。
自覚症状が出た時にはかなり進行している(緑内障末期)であることが多いです。
症状がなくても定期的に検査を受けることが最も重要です。気づいた時には手遅れになっていることが多くあります。
視力検査
緑内障による視力障害の程度や位置によって視力が低下します。
当院では複数の視力計を並列することにより、より正確でスムーズな検査を行うことができます。
眼圧検査
眼の硬さを測定します。空気の当たるノンコンタクト式、診察室で測るコンタクト式があります。
無散瞳眼底カメラ
眼底を確認し、視神経乳頭陥凹(ししんけいにゅうとうかんおう)をチェックします。視神経乳頭陥凹拡大は人間ドックでよく指摘されるものです。
瞳孔を開く薬を使用せずに低光量のフラッシュで撮影することができるため、患者様への負担が軽減できます。
三次元光干渉断層計(OCT)
視神経の厚みを特殊なレーザーでチェックします。当院で導入しているのは最新・最高級モデルのCirrus HD-OCT plus 5000というもので通常のOCTより高価で精密な検査が可能です。
自動視野計(ハンフリー視野検査)
見える範囲を測定します。白い部分は見えているところで、黒い部分が見えていないところです。(正常の黒い部分はマリオット盲点と言われ正常なものです)当院の視野計は最新のものを置いており、過去のデータと比較し悪化したかどうかをコンピューターが判断してくれるため正確な診断が可能です。
眼圧を下げることで、これ以上視神経を障害しないこと。
下記は全て眼圧を下げるために行われている処置です。
以前は点眼が主流でしたが、今はSLTが最初に行われることも多いです。
副作用もなく眼圧が下げられます。
痛みもあまりなく、5分程度で終わります。
眼圧がしっかり下がることが多いですが、効果がない人が30%ほどいます。
3割負担:3万円程度、2割負担:2万円程度、1割負担:1万円程度
(日帰り手術となるので医療保険の対象となります)
当院では月に10例程度SLTを施行しています。
当院院長の上月が、youtubeにて緑内障点眼に関する詳しい動画を公開しています。ぜひご覧ください。
SLT、点眼治療を行っても緑内障が進行してしまう人に行う最終手段です。
手術をしても緑内障がよくなるわけではなく、あくまで眼圧を下げるための手術となります。
線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)、線維柱帯切開術(トラベクロトミー)に加え、バルベルト、エクスプレスなどといったチューブシャント手術も増えています。
また最近はMIGSといった侵襲の少ない緑内障手術を行うことも増えています。緑内障手術は高頻度で合併症を伴うため当院から緑内障手術をする際には緑内障手術に卓越した医師を紹介させて頂いております。
21mmHgを超えると高眼圧、21mmHg以下が正常範囲内とされています。
日本人の平均眼圧は13mmHgであり、日本人で緑内障のほとんどが正常眼圧緑内障(眼圧が21未満で進行する緑内障)です。
眼圧が10mmHgで緑内障が進行する人もいれば20mmHgでも進行しない人もいます。もし10mmHgで進行するなら8mmHgまで下げる、15mmHgで進行するなら13mmHgまで下げる、と人によってどこまで下げる必要があるかは異なります。ですので、21mmHg以下で緑内障の進行が認められなければその眼圧は問題ないと言えるのです。